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変化するコツは、日々の小さな「新しいこと」

 子どもの頃は、新しいことを始めるのが楽しくて仕方なかったですが、大人になるにつれてだんだん面倒になってきて、楽しさよりもむしろ「失敗したらどうしよう」と不安を感じることが多くなったりします。

 私自身も「わざわざ新しいことに挑戦しても、手間が掛かるだけだし、失敗でもしたら大変」と思うことも多いです。それどころか、誰かが新しい試みを始めようとしているのを見たときに、リスクばかりを考えて、どうやったらその試みが成功するのかといった視点が抜け落ちてしまうことがあります。

成功体験に満足せずに変えてみる

 これは、会社の経営にも通じるところがあります。経営では、周囲の状況を見ながら、常に試行錯誤を続ける必要があります。世の中には次々と新しい商品やサービスがリリースされていき、顧客のニーズも、集客方法もめまぐるしく変わっていきます。周囲が進んでいるのに自分だけ立ち止まっていたら、それは後退しているようなものです。

 ところが、一度うまくいった成功体験があると、そこから抜け出しにくくなります。「これまでこの方法でうまくいったから変える必要はない」と思いがちです。もちろん、うまくいっているのであれば大きく変える必要はないかもしれませんが、それでも「もっと良い方法はないのか?」と、ときどき考えて試してみることが大切です。

 成功体験そのものは大切ですが、「もうこれでいい」と思って、新しいことを試してみる気力を失っていると少し危ういと思います。現状に満足せずに変化を求めることが大切だと思います。

お昼ご飯だって小さな「新しいこと」になる

 うちの事務所は浦安駅前にあるので、幸いなことに飲食店がたくさんあります。ところが、お昼ご飯は仕事の合間なので、ゆっくり店を探すというより、近くのお店で手早く済ませることが多くなりがちです。そうすると、どうしても行く店が決まってきます。

 特に一度、「ここなら大きく外さない」というお店を見つけると、そこを選びがちになり、場合によっては、注文する料理まで同じになります。そんなお店をいくつか見つけておけば、お昼ご飯はそれらのお店をローテーションさせるだけで、ほとんどなにも考えなくても昼食を済ませられます。わざわざ失敗する可能性のあるお店に入るより、ある程度満足できると分かっているお店を選んでいるので効率的で安心です。

 ただ、これはあまり良くないとも思っています。20代の頃にも、同じように数パターンのお昼ご飯をローテーションさせていたかと言えば、そんなことはなく、仕事仲間と新しいお店を開拓したりしながら楽しんだものです。ところが、歳を重ねるにつれて、若い頃の好奇心を失って、お昼ご飯でさえ、無難な選択をするようになってきたと感じます。

 だから、時間のあるときは、できるだけお店の新規開拓をしてみて、好奇心を失わないように心掛けています。先日は事務所の近くに高級チョコレートのお店がオープンしたので、普段はそんなお店には行かないのに、中をのぞいて少し買ってみました。たったそれだけの小さなことですが、そんなことでも小さな「新しいこと」になります。そんな新しいことを積み重ねることによって、変化を楽しむ気持ちは芽生えてくると思います。

大きな挑戦でなくてもいい

 また、話題になったものは、できるだけ実際に試してみるようにしています。生成AIが話題になれば、すぐにChatGPTの有料プランを契約して触ってみましたし、Xで日々情報を発信したり、YouTubeで番組を作ったりもしました。

 始める前から、成果が出るかどうかは分かりません。実際にやってみても、思ったほど反応がないこともあります。それでも、実際に新しいものや話題になったことに触れること自体に意味があると思っています。

 新しいことを始めるときには、多少の不安があります。うまくできるだろうか、時間を無駄にしないだろうか、恥ずかしい思いをしないだろうかと考えてしまいます。その感覚は、お昼ご飯で知らない店に入るときと、とてもよく似ています。入ってみたら、期待したほどではないかもしれません。しかし、思いがけずお気に入りのお店が見つかることもあります。

 経営上の挑戦も、すべてが成功するわけではありません。それでも、知らない店の扉を開けるような小さな一歩を積み重ねることが、変化に対応する力につながるのではないかと思います。

 

千葉県浦安市を拠点に、地域の経営者の身近な相談相手として、会社の成長をともに考える税理士です。 詳しくは、税理士紹介をご覧ください。

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