税理士開業1年目を振り返って

 当事務所は昨年の10月に開業しましたので気がつけば既に2年目に突入しています。企業内税理士からの開業だったため開業当初は顧問先0件からのスタートになりましたが2年目を迎えることができたことは支えてくださった方々のおかげだと考えています。今回は開業1年目を振り返ってみたいと思います。

開業と最初の顧問契約

 税理士開業前は企業で財務経理や経営企画などの業務に携わっていましたが「せっかく税理士資格を持っているのだからスタートアップ企業のサポートをしたい」と思っていました。またその頃、趣味で書いていた税金のブログがあったのですが、ブログ開設から半年程度で訪問者数が大きく増え始めたこともあって「ニーズがあるならやってみよう!」と開業を決意するにいたりました。

 そんなこんなで決めた税理士開業ですが「会社を退職して税理士事務所を開業することにした」という話を友人にしたところ、ちょうどその友人も会社を辞めて起業に向けた準備をしていたところだったらしく、期せずして1件目の顧問契約を獲得することができました。その後もありがたいことに数人の知り合いから「起業しようと思っているんだけど頼めない?」といった相談を頂いて運だけで幸先のよいスタートを切ることができました。

市ヶ谷に事務所を移転

 開業当初は自宅兼事務所で仕事をしていたのですが、早い段階で数件の顧問契約を獲得できたことから「ここは攻めに出るタイミング」と考えて東京都心に事務所を移転することにしました。東京都心と言っても実は銀座か有楽町あたりが良いなと思っていたのですが家賃相場があまりに高かったために断念、利便性と家賃のバランスをとって市ヶ谷周辺に決めました。

 また士業がスタートアップをするときに利用が増えているレンタルオフィスも考えたのですが、狭いスペースに籠ることがあまり好きではなく、また窓のある部屋にしたらそこまで安くないことから通常の事務所にしました。とはいえレンタルオフィスの料金は一般的に「家賃、水道光熱費、コピー機、家具」を含めた価格ですし他の起業家と交流することもできるため、これから起業される方にとっては検討すべき選択肢だとは思っています。

新型コロナの影響でネット集客だけに

 ということで昨年12月に事務所の賃貸借契約を締結し今年1月中旬から借りることになりました。そして事務所移転後は「1.研修講師、2.商工会議所などの交流会、3.ブログを使ったネット集客」の三本柱で本格的な顧問先拡大を考えていたのですが、そんな矢先に飛び込んできたのが新型コロナのニュースでした。

 といっても元来楽観的な私は「暖かくなったらきっと終息するだろう」と期待していたのですが、新型コロナの感染は拡大し4月には緊急事態宣言が発令されるに至りました。その結果、三本柱のうち研修講師は募集は激減、商工会議所などの交流会も中止となってしまい必然的にネットでの集客にだけになりました。

結局は人からの信頼が大切

 税理士のネット集客でもYoutubeのような動画を利用した場合はもしかしたら違うのかもしれませんがブログによる税金解説では税理士個人の顔が見えにくいためどうしてもお客様からの反応が小さく、直接お会いすることができないもどかしさを感じていました。

 そんな中でも事務所運営を軌道に乗せることができたのはそれまでの人間関係によるところが大きく、以前の勤務先や知り合いからお客様を紹介して頂けたからでした。税理士はお金に関する仕事で、なおかつお客様とは長い関係になるため信頼している人からの紹介が非常に重要になることを今更ながら感じました。

 また最近ではTwitterを始めたことにより、フォロワーはまだまだ少ないですが他士業の先生方と知り合うきっかけを作ってくれたと思っています。税理士を探しているお客様は「頼りになりそうかな?」「親切そうかな?」といったことを不安に感じているかもしれませんがTwitterはブログよりも人柄が出やすいツールだと思いますので情報発信を通じて少しでも不安を取り除けるようにしていきたいです。

2年目に入って

 現在も新型コロナで大変な現状ではありますが、そんな中でもおかげさまで顧問先件数が徐々に増えてきています。頂いた仕事を全力でこなして、またお客様の良きパートナーとして一緒にビジネスを成功させることができるように頑張ってまいりたい考えています。

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