税理士がTwitterを5カ月間使ってみた結果

 以前は税理士や弁護士などのいわゆる士業は資格さえ持っていれば集客は自然にできると言われていたそうですが、最近ではなかなかそうもいかず集客に苦労されている士業の方も多いようです。

 そんな状況もあってTwitterやFacebook、YoutubeなどのSNSをプロモーションに利用されている士業も増えているのですが、私自身もTwitterとFacebookを開設してますので、今回はTwitterを5カ月間使ってみた結果を紹介したいと思います。

Twitterを始めるきっかけ

 税理士業界で今も昔も「知り合いからの紹介」が最も良い営業方法だと言われています。確かに「お金」に関係する仕事ですので、お客様からすれば信頼できる人から紹介された税理士にお願いしたいと考えることは当然だと思います。しかし「紹介だけではなくもう少し幅広く事務所を知ってもらう方法がないかな?」と考えている税理士も少なくありません。そんななかで私が始めたのがTwitterでした。

 とは言っても最初はTwitterに関する知識がほとんどなかったので「Twitterって前澤社長やトランプ大統領が使っているやつ?」というくらいの認識で、無名の税理士のツイートを誰が読むのかなと思っていました。それでもとりあえずアカウントを作成してTwitterの世界を覗いてみると意外にも多くの士業の方々が日々つぶやいていることを知りました。

 では、具体的に「士業の方のツイートの中身は?」というと、士業らしく法律や会計、経営などの専門的な内容の他に家族のことや日々の出来事、軽い冗談などをつぶやいていて和気あいあいと楽しそうな雰囲気でした。ということで私も恐る恐るツイートをしてみようと思ったのですが、最初は何をつぶやけば良いのか見当もつかず、困りながらの記念すべき初ツイートがこちらです。数は少ないですが「いいね」がもらえました。

私のTwitter運用ルール

 こうやってTwitterの世界に足を踏み出したわけですが、Twitterを使っていくうちに「どのようにすれば自分のツイートを多くの方が読んでくれるのだろう?」と考えるようになり次の二つの運用ルールを自分に課しました。

私のTwitter運用ルール
(1)フォロワーを無理に増やそうとしない
(2)専門的なツイートは少なめに

 (1)の「フォロワーを無理に増やそうとしない」というルールは一見多くの方にツイートを読んでもらうことと正反対のように感じますが、テクニックに走らずコツコツとツイートを続けて地道にフォロワーを増やしていくことが結局はちゃんとツイートを読んでくださるフォロワーを増やす近道だと感じたからです。テクニックでフォロワーを増やしても、たぶんすぐにミュートされるだけであまりツイートを読んでもらえないような気がします。

 次に(2)の「専門的なツイートは少なめに」ですが、Twitterには140文字という文字数制限があるため専門的な内容にはあまり向いていないと感じています。また、専門的な内容をツイートしても「なんか難しそうな人だな…」と誤解されてしまいそうなので、日々の出来事など人柄をわかっていただけるような軽めの話題を中心にツイートしています。

TwitterとFacebookの違い

 Twitterと並んで士業がよく使うSNSにFacebookがありますが、TwitterとFacebookの両方を使ってみると次のような明確な違いがあることに気がつきました。

Twitter
拡散力が強い → 知らない方への情報の拡散やネットワークの拡大が得意
・Facebook
拡散力が弱い → 既存顧客との交流など緊密なコミュニケーションが得意

 Facebookで友達といえば、一般的には実際に会ったことがある人が中心で、友達以外の投稿に「いいね」をすることはあまり一般的ではないと思いますが、Twitterでは知らない人でもツイートが面白いなと思ったらどんどんフォローしていきますし、積極的に「いいね」をていくので情報が拡散しやすくなっています

 両者はそれぞれの良い点がありますので、目的に応じてどちらを使うか?又は両方を使うか?を決めていくことが大切です。

士業ネットワーク構築で有効

 実際に5カ月間Twitterを使ってみて積極的に他の士業の方と交流することが大切だなと感じています。というのも、Twitterをされている多くの士業の方は他の士業の方と交流したいと思っていて、士業同士のTwitterグループはとてもウェルカムな雰囲気になっていると感じるからです。

 この5カ月間残念ながら「Twitter経由で問い合わせが殺到」ということはありませんでしたが、Twitterをきっかけに弁護士や司法書士、社会保険労務士などの先生方と交流させていただき、また他の税理士とも情報交換ができていて士業ネットワークの拡大に一役買っています

 SNS以外にも士業同士が知り合える交流会も数多くありますが、今はコロナの影響であまり開催されておらず、また実際に開催されたとしても短い時間で人柄や専門分野まで知ることは難しいと思います。それに対してTwitterで日々交流していると「この人はこんな人柄なんだな」とか「この人はこの分野が得意なんだな」というのがだんだんわかってきます。そして実際にお会いするときには既に以前からの知り合いのようになっているため、新規参入される士業の方にTwitterはおすすめです。

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