税理士として専門用語を使うときに注意していること

 こんにちは!市ヶ谷、九段下の税理士たちばなです。

 税理士の仕事をしていると法律や会計の専門用語をよく使いますが、専門用語は気をつけて使わないと誤解を招くなどの恐れがあります。今回は私が税理士として専門用語を使用するときに注意していることを二つご紹介します。

専門家と話をするとき

 専門用語には一つ一つに厳密な定義があるため、使いこなせれば複雑な内容でも非常に明確に話すことができますが、一方で定義を正しく理解しておらず、間違えた使い方をしてしまうと相手方を誤解させてしまう恐れのある諸刃の剣とも言えます。

 例えば「必要経費」という言葉は、一般的にはなんとなく費用に相当するものと理解されているかもしれませんが、必要経費は企業会計や法人税法では使用されることがない用語で、所得税法でのみ使用されています。したがって専門家同士で話をするときに「必要経費」という用語を使ったとすれば、それは「所得税の話をしています」という意味になるため、企業会計や法人税の話の中で必要経費という用語を使用してしまうと混乱を招く恐れがあります。

 したがって、他の専門家と話をするときには一つ一つの定義を正しく理解して決して曖昧にしないことが大切だと注意しています。

お客様と話をするとき

 逆にお客様と話をするときに気をつけているのが、例えお客様が専門用語を使っていたとしても、専門用語の正確な定義を理解された上で話をされているとは限らないため、早合点せずに正しい意図を理解するように努めていることです。

 例えば、「収益」と「利益」という言葉がありますが、企業会計では「収益(売上など)から費用(売上原価など)を控除した儲けを利益」といいます。ところが、お客様がこういった一つ一つの用語の定義を正確に理解されているとは限らず、儲けのことを収益と話されている場合も多々あります。したがって、税理士としてはお客様の話の意図を取り違えないように、一つ一つ丁寧に確認しながらお話を伺うことが大切だと考えています。

 税務と会計の専門家としてこの二つの点については十分に注意しながら業務にあたる必要があると考えています。

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