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税理士 vs AI?

最近、ニュースを見ていると10年以内にAIに奪われる仕事ランキングのようなものをときどき見かけます。多くのホワイトカラー職種が軒並み仕事を奪われると予測されており、弁護士などと並んで税理士・会計士も常に上位にランクインされています。

私自身新しいテクノロジーに興味があるためAIについても時々調べてみるのですが、AIの進歩は目覚ましく2045年頃にシンギュラリティというものが起こると予想する専門家の方もたくさんいるようです。シンギュラリティとは一般的にはAIが人類の知能を超えることと言われていますが、具体的にはAIが自らよりも優秀なAIを創造し、そのAIがさらに優秀なAIを創造するといったことを繰り返すことによって、技術革新の速度が飛躍的に早まっていくことが考えられるそうです。完全に映画や漫画の世界みたいな話ですね。

経理業務とテクノロジー

話が少し飛躍してしまいましたが、AIの進歩は目覚ましいことは間違いのない事実のようです。ただし、それでも10年以内にAIが税理士や会計士の仕事を奪うかと言われると半分合っていて、半分間違っているように思います。

これまで大手航空会社と欧州系製薬企業の財務経理部門で15年以上働いてきましたが、テクノロジーの進歩によって人の仕事は徐々に変わってきました。先輩方からは、その昔は全て電卓と紙とペンで経理業務を行っていたとか(いやいや俺の頃は算盤を使っていたとか)いう話を聞いてきました。今では会計ソフトやERPは非常に発達しており、そういったIT技術が実用化される前と比較するとかなりの業務が人の手を離れ自動化されたのではないでしょうか。

あまり昔のことは存じないのですが、ここ15年くらいの間でも人が行っていた多くの仕事が既にコンピュータに代わられており、経理スタッフの数もずいぶん減ったように思います。おそらくこういった変化は経理にかかわらず、様々な職種や業界でも起こっていて、職場の雰囲気は様変わりしているかもしれません。

AIとの協力

このようにテクノロジーによって私たちの業務は劇的に変化していますが、これについて多くの方はむしろ便利になったと感じている気がします。確かにこれから迎えるAIの本格稼働は税理士業界にかつてないほど大きな影響を与えるものかもしれませんが、日々お客様の課題に耳を傾け、一緒になって解決策を探っていく税理士の本来の仕事は簡単にはなくならないだろうと考えています。

それどころか、これまで多くの時間をとられていた単純作業をAIが代行してくれるようになれば、税理士はよりお客様に寄り添って課題の解決に専念できるようになります。

もちろん向上心を失いサボってしまった場合は、AIによって仕事が奪われてしまうかもしれませんが、常に向上心を持ち、AIを積極的に導入して業務の効率化を図っていくことの方が正しい姿のように思えます。そういった意味においてAIとの対決ではなくAIとの協力を意識して頑張っていきたいと思います。

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